【10月29日 首相表明】ガソリンは12月から毎月5円ずつ値上がり、電気・ガス代は12月から補助再開 ― 家計への影響を計算

10月29日首相表明。ガソリンは12月から毎月5円ずつ値上がりし3月は190円程度、電気・ガス代は12月から補助再開で3か月7,000円程度の負担減 徒然なるままに

今日(10月29日)の午後、高市首相がガソリンと電気・ガス代について大きな方針を表明しました。このブログでは電気・ガス代の補助終了や冬の灯油代について書いてきましたが、その続きとなるニュースです。家計にどう響くのかを計算してみました。

結論:ガソリンは12月から少しずつ値上がり、電気・ガス代は12月から補助が再開

  • ガソリン ― 補助を12月から縮小。今の「170円程度」の目安を毎月5円ずつ引き上げる
  • 電気・ガス代 ― 12月から来年2月まで補助を再開。標準的な家庭で3か月で7,000円程度の負担減
  • 3月の電気・ガス ― 気候やエネルギー価格を見て、これから検討

ガソリン:毎月5円ずつ上がると、どうなる?

いまガソリンは、国の補助で全国平均1リットル170円程度に抑えられています。補助の額は、今日から1リットル52.4円。補助のために、1日100億円を超える税金が使われています。

首相は「毎月5円ずつ引き上げていくことを基本に対応する」と述べました。そのとおりに進むと、目安の価格はこうなる計算です。

  • 12月 ― 175円程度
  • 2027年1月 ― 180円程度
  • 2月 ― 185円程度
  • 3月 ― 190円程度

※毎月5円ずつ上がった場合の目安です。実際の値段は原油の価格やお店によって変わります。

給油の量で見る、家計への影響

今の170円と比べて、月にいくら増えるかを計算しました。

  • 月30リットル(買い物や近場の運転)― 12月 +150円 → 3月 +600円
  • 月50リットル(車で通勤)― 12月 +250円 → 3月 +1,000円
  • 月100リットル(車2台・長距離通勤)― 12月 +500円 → 3月 +2,000円

12月から3月までの4か月を合計すると、月50リットルの家庭で約2,500円、月100リットルなら約5,000円の負担増になります。

地域によって値段の差もあります。10月13日の調査では、いちばん安い宮城県が163.0円、いちばん高い沖縄県が179.2円でした。車がないと暮らせない地域ほど、影響は大きくなりそうです。

電気・ガス代:12月から補助が再開

一方、電気・ガス代は12月から補助が再開されます。夏の補助が9月で終わったばかりでしたが、冬の寒い時期に合わせて、予定より前倒しになりました。

  • 電気(12月使用分) ― 1キロワット時あたり1円
  • 電気(2027年1月・2月使用分) ― 1キロワット時あたり4.5円
  • 都市ガス ― 対象(単価はこれから発表)

月260キロワット時を使う家庭で、電気だけを計算すると、12月分は260円、1月・2月分はそれぞれ1,170円の値引き。都市ガスと合わせて、標準的な家庭で3か月で7,000円程度になる、と首相は説明しています。

※12月の使用分は、主に1月に届く請求で値引きされます。申し込みは不要です。

差し引きすると?

車で月50リットル給油し、電気・ガスも標準的に使う家庭で、12月から2月までの3か月を比べてみると、

  • ガソリンの負担増 ― 約1,500円(12月250円+1月500円+2月750円)
  • 電気・ガスの負担減 ― 約7,000円

この3か月だけで見れば、差し引きでまだ5,500円ほど軽くなる計算です。ただし、電気・ガスの補助は2月使用分まで、ガソリンは春先にかけて上がり続ける見込みなので、春以降は負担が増える方向になります。

灯油はどうなる?

灯油もガソリンと同じ仕組みの補助で、今日からは1リットル52.4円が出ています。今回の表明で灯油をどう扱うかは、まだはっきりしていません。灯油の記事で書いたとおり、11月からは輸入灯油の割高な分を補助する方針も出ています。今後の発表を待ちたいところです。

今日からできる3つのこと

1. 12月までに満タンにしておく
値上がりは12月からの予定です。11月中に給油しておくと、少しだけお得です。

2. 燃費のよい運転を心がける
急発進をしない、タイヤの空気圧をこまめに確認する、不要な荷物を降ろす。地味ですが確実に効きます。

3. 電気・ガスの補助がある冬のうちに、使い方を見直す
補助は2月使用分まで。3月以降に備えて、暖房の設定温度や断熱を今のうちに見直しておくと安心です。

まとめ

  • ガソリン補助は12月から縮小、170円の目安を毎月5円ずつ引き上げ
  • 春先には190円程度になる可能性(月50リットルなら月1,000円増)
  • 電気・ガス代は12月〜2月に補助再開、標準家庭で3か月7,000円程度の負担減
  • 12月〜2月は差し引きでまだプラス。春以降は負担増の方向
  • 灯油の扱いは今後の発表待ち

ガソリンが上がるのは痛いですが、寒い時期の電気・ガス代の補助はありがたいニュースです。「上がるもの」と「下がるもの」を両方並べてみると、少し落ち着いて冬の家計を考えられる気がしました。

次回も、暮らしのお金に関わる話を調べてみます。

出典:時事通信・共同通信・日本経済新聞の報道(2026年10月29日 高市首相の表明)、燃料油価格支援 公式サイト(2026年10月29日以降の支給単価)、資源エネルギー庁「石油製品価格調査」、野村総合研究所のコラム。家計への影響額は当ブログで計算した目安です。正式な制度の内容は今後の政府発表で確認してください。

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